インターラクティブ配送の可能性

配達業務は、歴史的に古くから存在しますが、21世紀になった現代でも、100年前とあまりかわらないプロセスで行われています。人間がオンライン化したとまで言われる現代では、私たちは常に情報をやり取りしています。これまでのように、宛名と住所で配達するのではなく、いったん、配達物、郵便物から宛名と住所と切り離し、受取人のIDに配達するということを思考実験してみましょう。
例えば、宛名の住所ではなく、受取人のIDに配送をかけるとどのようなことが可能か考えてみます。荷物を受け付けたロジスティクス事業者は、受取人のIDに紐づいている携帯電話番号(SMS)やEメールアドレスなどで当該受取人に荷物が発送されたことが通知します。受取人は、配達予定日の自分の予定を勘案し、使いやすいピックアップステーションを選択し配送依頼をかけます。このようにインタラクティブ(双方向的)に情報を交換できれば、発送人ではなく、受取人の都合で荷物の受け取りが可能になり、不達の可能性が大幅に抑制できます
更には一般に自分のIDはわかっても、送付先の方(受取人)のIDはわからない場合が多いと想定します。この不便を解消するために、受取人IDを、生年月日、携帯電話番号、固定電話番号、住所、メールアドレスなどの認証要素の内3個を入力し、正解すれば、受取人のIDを表示、通知するシステムなども作る必要がるでしょう。もちろん、予め、受取人のIDを一定条件を満たせば開示してよいことを約款に定め利用者の了解を得ることは必要ですが。(特許取得済み)
ピックアップステーションによる受け取りが欧州のように普及するには、現在の宅配ボックス(PUDOやAmazon Hubなど)の数を数倍に増設しなければなりません。そこまで普及できれば、荷物や郵便の受け取りのため、自宅待機の必要もなく、自宅に表札をかけていない受取人でも確実に荷物を受け取ることが可能となり、配達効率を大幅に改善できます。そのためには、弊社の空き状況をリアルタイムで開示、完全予約できるサービスが不可欠であると考えております。唯一完全予約ができる弊社サービスは、無人の場所でも運営できるので、コインロッカー、セルフガソリンスタンド、大学キャンパス、病院、駅周辺のスペースなど多様な場所に設置可能なため、コンビニに頼らず大幅な増設が可能です。
 
 
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