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ボクサーネット設立の趣旨

日本は長く続く、高齢化、少子化、人口減少に苦しんでいます。さらには、物流の2024年問題も加わり、これまでの物流の品質レベル(配達日数、価格など)を維持するのがかなり困難な状況に陥りつつあります。当社はこの問題を宅配ボックスをインテリジェント化し、リアルタイムで利用状況(空き状況)を表示、予約することを可能とし、再配達をゼロにします。(現状のサービスは、空き状況が不明で受け付けるため、ボックスが満杯ならコンビニ受け取りなどに変更するか、それもできなければ持ち帰り、再配達にするしかない欠陥があります。)
世界を見回すと、先進国は人口の減少に苦しんでいるのは同じです。ただ、欧州では、物流効率、利便性、セキュリティーを高めた上で、物流サービス品質を高く維持する手法として、ピックアップステーション(宅配ボックスを一箇所で数十個設置した場所)が普及してきています。例えば、フランスでは、全国にピックアップステーションが15000ヶ所以上に設置され、郵便、荷物の送受を非対面で行うのが主流です。一箇所で数十の郵便物、荷物の配達を時間を選ばず実施できるこの仕組は、個宅に配達するのに比べ格段に効率的であり、配達側も受取側も利便性が高いので急速に普及しました。
 
当社は、現状の宅配ボックスでは、ユーザーがボックスの利用状況をリアルタイムで確認できないという致命的な欠陥を克服し、再配達をゼロにします。本特許は、特許番号 第7534835として、令和6年8月6日に登録されました。今後事業化に取り組みますが、商業化には物流事業者、EC事業者など多くの企業との提携、出資を募集しますし、2024年10月前後にクラウドファンディングも計画しています。当社のサービスは、リアルタイムで空き状況を表示、予約できるばかりでなく、同じボックスを複数の事業者で共有できるため、ボックスの設置場所にかかる賃料なども複数の事業者で負担するので、現状の宅配ボックスの賃料より、大幅に負担を軽減できるという競争優位を確保しています。当社サービスが普及することにより、物流のラストワンマイルの問題を大幅に改善し、物流コストの上昇を抑制できます。これからの物流産業は、どんどん新しい技術や仕組みを取り入れ、サービスを高度化していく必要があります。労働人口が逼迫する中で、物流の効率化には、ピックアップステーションの構築は最も効果的な手段です。ピックアップステーションが普及すれば、配達業務の負荷を大幅に減少させることが可能になります。これは、日本郵便に限らず、ロジスティクス業界全体で取り組むべき課題だと思われます。
特許番号 第7534835 特願2024ー060143
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