ピックアップステーションの構築を急げ

先進国の多くは、少子高齢化に苦しんでおり、日本も例外ではありません。物流という極めて労働集約性の高い産業は、労働人口の不足が顕著であり、更には制度変更によりドライバーの残業規制なども重なり、日本の物流産業は大きな危機に直面している。この逼迫した状況を打破するには、ピックアップステーションの構築が不可欠です。
 
すでにピックアップステーションの設置が進んでいる欧州を例にみると、例えばフランスでは、フランス郵便(La Post)は、全国に15000ステーションを設置、グループ子会社のクロノポスト(Chronopost)が9700ステーションをすでに設置しています。日本でも可能な限り早期に宅配ボックスを集中的に配置したピックアップステーションの増設、構築が望まれます。日本の人口を考えれば、30000ステーション程度の設置が必要でしょう。
 
なぜ、ピックアップステーションの構築が進まないのか?
労働力の不足が著しい状況のなかで、なぜ、日本ではピックアップステーションの構築が進まないのでしょうか。それは、現行の宅配ボックスの機能では、ボックスが空いているのかさえわからな状態で利用しているため、配達時点でボックスが満杯ならばコンビニ受け渡し、再配達などに人手で代替手段に切り替えを行う必要があるなどにより、設置場所が人手が介在できるコンビニなどに限定されてしまっていることが原因です。すでに狭隘で高価なコンビニ設置することは、飽和状態にあり、今後大幅な増設は不可能であると見込まれます。そもそも、人手を頼るコンビニにピックアプステーションを設置しても高価な賃料と人件費がかかり、単純にコンビニ受け取りにするのと効果に差がなく、どこに宅配ボックスを設置する意味があるのでしょうか?
 
弊社が開発したリアルタイムで利用状況を開示、完全予約できるサービス(特許取得済み)は、この状況を打破できます。これまで設置ができなかった、コインパーキング、セルフガソリンスタンド、大学キャンパス、病院、神社、公園など、人手の介在しない場所にも設置可能であり、しかもコンビニ設置に比べ格段に廉価に設定できます。